ボイトレ講師
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ボイトレ教室の選び方は「講師」と「通いやすさ」の2ステップ|先生・ボイストレーナーの見きわめ方

ボイトレ教室の選び方 講師×通いやすさの2ステップ
ボイトレ比較 編集長 ソラ
この記事には一部アフィリエイト提携先の教室が含まれます。掲載順と点数は提携の有無に関係なく、公開している採点ルールで決めています。

ボイトレ教室を選ぶとき、多くの人は料金や駅からの近さから比べ始めます。でも、ボイトレはほとんどがマンツーマンのレッスンです。同じ教室でも、担当の先生が変われば、教わる内容も進み方もまったく変わります。つまり教室選びは、ほぼ「講師選び」です。

一方で、歌は1回や2回のレッスンで劇的に変わるものではありません。どんなに良い先生でも、通い続けられなければ上達しません。そこでこの記事では、選び方を次の2ステップに分けて説明します。

  1. 講師から探す:自分の目的に近づけてくれる先生か
  2. 通いやすさで絞る:その先生のところに、無理なく通い続けられる教室か
ボイトレ教室の選び方は、STEP1 講師から探す、STEP2 通いやすさで絞るの2ステップ

この記事を書いた人

ボイトレ比較の編集長、ソラです。中学生のころからボイトレを続けて、15年ほどになります(コロナ禍で休んだ時期も含みます)。長く習った先生は5人、個別の特別レッスンや代わりの先生も含めると、10人以上に習ってきました。

編集長ソラのボイトレ遍歴(個人のスクール7年あまり、大手のスクール5年あまり、今の教室1年ほど)
  • 最初は、個人のスクールで1人の先生に7年あまり習いました。
  • 次に大手のスクールに5年あまり通い、メインの先生2人と、代打で入ってくれた先生2人に習いました。
  • 今は別の教室で、2人の先生に月1回ずつ並行して習っています(1年ほど)。

個人の教室と大手のスクールの両方を、生徒として経験してきました。この記事では、一般的に言われている選び方のポイントに、私の経験と、当サイトで東京39駅・エリアの506教室を調べたデータを添えて説明します。

※ ボイトレ比較は特定の教室を運営していません。

ステップ1:講師の選び方

1. 目的を決めて、先生の得意な領域を知る

ボイトレの先生には、声楽・ポップス・ロック・ミュージカル・話し方など得意な領域がある

なぜ大事か
ボイトレの先生は、全員が同じことを教えられるわけではありません。声楽(クラシック)、ポップス、ロックやバンド、ミュージカル、話し方など、先生にはそれぞれ得意な領域があります。領域によって、目指す声の出し方も練習のやり方も違います。自分の目的と先生の得意な領域がずれていると、真面目に通っても、行きたい方向に進みにくくなります。

ソラ
ソラ

長く習った5人のうち3人は、声楽寄りの先生でした。声楽寄りの先生にポップスを習って、基礎的な発声や、体という楽器を最大限に活かす発声はしっかり身につきました。一方で、ロックのように少しシャウトする声は、声楽ではあまり使わない発声です。そこを教わるのは難しかったと思います。

確かめ方

  • 講師のプロフィールで、出身(音大・声楽科など)、活動しているジャンル、得意な曲調を見る
  • 教室のサイトやSNSに、先生自身が歌っている動画があれば聴いてみる
  • 体験レッスンで「こういう曲を歌えるようになりたい」と伝えて、どう答えるかを見る

2. 講師の経歴は、どこを見るか

なぜ大事か
講師紹介に書かれている経歴は、体験に行く前に手に入る数少ない手がかりです。見るところは4つです。

  • 出身:音大・大学・音楽の専門学校
  • 教えてきたジャンル:ポップス、ロック、声楽、ミュージカル、話し方など
  • 指導の年数
  • 得意分野:高音、ミックスボイス、弾き語り、パフォーマンスなど
ソラ
ソラ

最初に習ったのは、東京藝術大学出身で声楽の先生でした。基礎を固めることができて、今でもその土台が生きています。今習っている先生は、ライブの経験数が多く、パフォーマンスのレッスンも指導できるのが良いところです。一方で、音楽の専門学校卒の先生はピンキリだと感じました。学校名だけでは判断できません。

読み方のコツ
同じ「音大出身」でも、次の2つは中身が違います。

  • そのまま声楽を続けている先生:クラシックの基礎に強い
  • 音大で声楽を学んだあと、ポップスもやっている先生:基礎が固まったうえでポップスの実績もあるので、ポップスを歌いたい人には心強い

弾き語りをやりたいなら、その先生が弾き語りを教えられるかも見ておきましょう。

経歴の裏を取る方法
講師名がわかるなら、フルネームでGoogle検索したり、AIの検索で調べたりすると、普段の活動が見えてきます。Instagramがあれば、ライブ活動をしているのか、教室の仕事が中心なのかも分かります。どちらが良いということではなく、自分の目的(ライブで歌いたいのか、基礎を固めたいのか)と合っているかの判断材料になります。

経歴は教室が載せている自己申告の情報です。最後は体験レッスンで、教え方が自分に合うかを確かめてください。

テレビなどで知られる有名な先生に習えるかは「有名なボイトレの先生に習える?」にまとめています。

菅井秀憲さん・りょんりょん(佐藤涼子)さんに習う方法は、「菅井秀憲さんのボイトレを受けるには」「りょんりょんさんのボイトレを受けるには」で詳しく書いています。

3. 教室の方針(何を、どう教える教室か)

なぜ大事か
同じ「ボイトレ教室」でも、教え方の型は教室によって違います。公式サイトに書かれていることが多いので、体験の前に読んでおくと、目的との相性が分かります。

見るところの例です。

  • 発声の理論に基づいて教えるか:仕組みから説明する方針か、感覚で伝える方針か
  • レッスンの記録:毎回レポートを作る、録音を渡す、といった仕組みがあるか
  • 楽譜を使うか:譜面を読みながら進める教室か、耳と感覚で進める教室か
  • 誰向けか:初心者専門、プロ志望向け、カラオケ上達、話し方など
  • 目的別のコースや発表会・ライブの機会があるか

口コミの見方
Googleマップの口コミも、過去の分まで読むと教室の様子がつかめます。ただし、良い口コミも悪い口コミも書く人が偏りやすいので、判断材料の1つとして見るくらいがちょうどいいです(当サイトの点数には口コミを入れていません)。

4. 目標を決めて、先生に伝えられる状態にする

目的だけでなく目標まで決めて先生に伝える

なぜ大事か
目的(カラオケ、バンド、プロ志望など)に加えて、具体的な目標があると、先生はそこから逆算してレッスンを組み立てられます。反対に、目標があいまいなままだと、基礎練習を続けるだけで、何ができるようになったのか分かりにくくなります。

目標の例

  • ライブで歌う
  • カラオケで「上手い」と言われる
  • ラルクの曲が歌えるようになる

目標は、最初から完璧に決めなくても大丈夫です。途中で変わってもかまいません。大事なのは、今どこを目指しているかを先生と共有できていることです。

5. 先生の教え方と、自分の理解のしかたが合うか

理論で説明する先生と、感覚で伝える先生の違い

なぜ大事か
先生の教え方は、大きく2つのタイプに分かれると言われます。

  • 理論で説明する先生:喉や体の仕組み、なぜその声になるのかを言葉で説明する
  • 感覚で伝える先生:お手本を歌って聴かせたり、イメージで伝えたりする

どちらが良い悪いではなく、自分がどちらで理解しやすいかとの相性です。説明がいくら正しくても、自分が理解できなければ声は変わりません。

ソラ
ソラ

私は理論と感覚の両方の面があるタイプです。ついていきやすかったのは、次のような先生でした。

  • 変化を見える形にしてくれる(楽譜を使う、リズムがどのくらいずれているかを示す、など)
  • なぜその発声になってしまうのかを、細かく説明してくれる
  • 「こうしたら変わるかも」と仮説を立てて、一緒に試してくれる

感覚的なレッスンがダメというわけではありません。歌には外から見えない部分が多く、理論もいろいろあります。先生が感覚をうまく言葉にできる人なら、感覚的なレッスンでも理論に落とし込んで進められます。

確かめ方

  • 体験で「なぜこの練習をするんですか?」と1回聞いてみる。理由を説明してくれるか、自分に分かる言葉で返ってくるかを見る
  • 指摘のあとに「どうすればいいか」まで示してくれるかを見る

6. レッスンの雰囲気が、自分に合うか

なぜ大事か
ボイトレは、先生と1対1で声を出す時間です。緊張して声が出せない雰囲気では、本来の声も課題も見えてきません。明るく褒めながら伸ばす先生もいれば、厳しくはっきり指摘する先生もいます。どちらが伸びるかは人によるので、自分が続けやすい雰囲気かどうかを見ておきます。

7. 体験レッスンで見ておくこと

体験レッスンで見ておく5つのこと

体験レッスンは30〜60分ほどのことが多く、それだけですべては分かりません。それでも、次の点は体験の段階で確かめられます。

見るところ理由
講師を指名できるか講師が複数いる教室なら、体験の段階から指名できるのが理想。入会後に先生を選べるかどうかにもつながる
最初に目的や悩みを聞いてくれるか聞かずに決まった流れで進める先生は、入会後も同じ進め方になりやすい
楽譜を使うか、ピアノを使うかレッスンの進め方と、自分の理解のしかたに合うかが分かる
指摘に理由と改善方法がついてくるか「ここが違う」だけで終わらない先生は、上達の道筋を示せる
どんな生徒がついているか、長く続いている生徒がいるか長く通う生徒が多い先生は、続けやすい先生であることが多い
ソラ
ソラ

合わない先生は、基本的に初対面で分かると感じています。人として「この人はどうなんだろう」と思う先生とは、やめておいたほうがいいです。逆に、「なんかいいかも」と思えた先生、第一印象に雑味がない先生は、良い先生が多いと感じています。

8. 数ヶ月通わないと分からないこと

ボイトレ教室に数ヶ月通って見えてくる7つのこと

体験で良さそうだと思っても、数ヶ月通ってみないと分からないこともあります。

  • 喉に負担がかかっていないか:レッスンのあとに喉の痛みやかすれが続く場合は、無理な発声になっている可能性があります。我慢せず、先生に伝えるか、教室に相談しましょう。
  • やりたい方向に進めているか:基礎練習ばかりで、目標の曲や歌い方に近づいていない、と感じないか。
  • 指摘の仕方が合っているか:言われたことが家で再現できるか、次のレッスンにつながっているか。
  • 前回の内容を踏まえて進めてくれるか:毎回ゼロからではなく、前回の課題がどうなったかを見てから次に進むか。先生が進み具合を把握しているか。
  • 同じメニューの繰り返しになっていないか:数ヶ月たっても、発声練習と同じ曲の繰り返しだけになっていないか。
  • 変化を実感できているか:出せる音域、音程やリズムの安定、声の出しやすさなど。3〜6ヶ月ほどを一つの目安に、最初のころの歌を録音しておいて聴き比べると分かりやすくなります。
  • 自分の声や好みを尊重してくれるか:先生の好きな歌い方や曲を押しつけられていないか。自分の声の持ち味を活かそうとしてくれるか。

合わないと感じたら、講師を替えるのは珍しいことではありません。大手のスクールでは講師の変更に対応していることが多いので、まずは受付に相談してみましょう。

ソラ
ソラ

先生との信頼関係ができてくると、先生の側も、言いにくい指摘をしてくれるようになります。そこから、いい歌を歌うことに一緒に伴走してくれる関係になっていきます。私は、そうなれる先生に出会えるかどうかが一番大事だと思っています。

9. 先生は1人に絞らなくてもいい

同じ課題でも、先生によって説明の切り口は違います。ある先生の説明では分からなかったことが、別の先生の言い方で腑に落ちることもあります。

ソラ
ソラ

今の私は、2人の先生に並行して習っています。いろいろな先生から理論を教わるためです。

ただし、始めたばかりで、先生ごとの言っていることの違いに混乱しそうなときは、まず1人の先生で基礎を固めてからでも遅くありません。

ステップ2:通いやすさ・続けられる教室の選び方

続けられる教室かを見る4つのチェック(場所・料金・振替・講師の出勤曜日)

歌は、続けることで上手くなっていきます。だからこそ、場所と料金、つまり長く通い続けられるかが大事です。

1. 場所:無理なく通える場所か

なぜ大事か
レッスンは月に何回も通うものです。家や職場から遠い、乗り換えが多いといった小さな負担でも、毎月積み重なると通うのが面倒になります。仕事帰りや休日の予定のついでに寄れる場所かどうかを考えておきます。

2. 料金:長く払える金額か

ボイトレ教室の月2回の相場は13,600円。1年続けると約16万円
※2026年9月時点。当サイトで調べた東京39駅・エリアの506教室のうち、月2回×60分にそろえて比べられた319教室の中央値。1回60分未満は、レッスン時間が分かった489教室のうち193教室。1年の金額は相場13,600円×12か月(入会金は含まない)

なぜ大事か
ボイトレは数ヶ月から年単位で続けるものなので、1回あたりの安さより、毎月いくらを払い続けることになるかで考えるのがおすすめです。

データで見ると
当サイトで調べた506教室のうち、月2回×60分にそろえて比べられた319教室の相場(中央値)は、月13,600円でした。1年続けると約16万円(入会金は別)になります。料金を比べるときは、次の2点に注意してください。

  • 「1回」の長さが教室によって違う:30分から60分まであり、レッスン時間が分かった489教室のうち、1回が60分未満の教室は193教室ありました。月謝が安く見えても、1回が短いことがあります。
  • 月謝以外の費用がかかる教室もある:施設費やスタジオ代が別にかかる教室もあるので、体験のときに「月2回通うと毎月いくらになるか」を確認しましょう。

3. 振替:予定が合わないときに振替しやすいか

なぜ大事か
ボイトレのレッスンは、「毎月第1・第3土曜日」のように日時を決めて通う固定制のケースが多くあります。そのため、仕事や体調で行けなくなったときに振替しやすいかが、続けられるかどうかを大きく左右します。

振替の連絡のしかたは、教室によって違います。

  • 個人の教室は、メールやLINEで先生と直接やりとりすることが多い
  • 大手は、自社の予約システムや予約ツールがあることが多い。一方で、電話がつながりにくいケースもある

確かめ方

  • 振替は何日前まで、どの方法で連絡できるか
  • 振替の回数や期限に制限はあるか
  • 予約をWebで取れるか

4. 講師の出勤曜日:自分が通える日に先生がいるか

なぜ大事か
大手のスクールでは、講師ごとに教室に出る曜日が決まっていることがあります。平日に時間が取れない人は、指名したい先生が土日に出ているかどうかで、通えるかどうかが決まります。

ソラ
ソラ

土日しか行けず、振替がなかなかできなかったことがあります。凄腕の講師ほど枠が埋まっていて、振替先が空いていません。代わりの講師のレッスンを受けたこともありました。

体験レッスンの回り方

体験レッスンのおすすめの回り方(大手は最後に回す)

なぜ比べるのか
講師との相性は、比べてみて初めて分かることが多いです。1校だけで決めず、2〜3校の体験を受けて比べるのがおすすめです。当サイトで調べた506教室のうち、359教室が無料体験を用意していました。

大手の「当日入会」に注意
大手のスクールでは、体験レッスンの当日に入会すると入会金が無料や割引になる、といった特典を用意していることがよくあります。当サイトの調査でも、公式サイトに当日・即日入会の特典を書いている教室が143教室ありました。お得ではありますが、その場で決めると、ほかの教室と比べる前に入会することになります。

特典の中身と、後日に入会した場合との差額は「体験当日の入会特典」で比べています。

ソラ
ソラ

私も大手に通い始めたとき、本当は複数の教室を比べるつもりでした。ところが体験の当日、Webには書いていなかった「当日入会で入会金が無料」という特典(たぶん1万1,000円くらい)を案内され、その場で入会しました。先生の質が高く、講師選びでは失敗していなかったので後悔はしていません。でも、比べる前に決めることになったのは確かです。

おすすめの回り方

  • 大手の体験は最後に回す:先に個人の教室や他の教室を見ておけば、当日入会の特典を案内されても比べたうえで判断できます
  • 同じ日に複数の教室を回れるよう、日程を組む
  • 特典の条件(いつまでに入会すれば適用か)は、体験の申込み時に聞いておく

体験で何を確かめて、どう決めるかは、「体験レッスンで確かめる3つのこと」で詳しく書いています。

まとめ

ボイトレ教室の選び方のまとめ
  • 教室選びは、ほぼ講師選び。目的を決めて、得意な領域が合う先生を探す。経歴は出身・教えてきたジャンル・指導年数・得意分野を見て、講師名で検索して普段の活動も確かめる。
  • 教室の方針(理論で教えるか、レポートや楽譜を使うか、誰向けか)が目的と合うかを見る。
  • 先生の教え方と自分の理解のしかた、レッスンの雰囲気を、体験で確かめる。
  • 喉への負担や、やりたい方向に進めているかは、数ヶ月通って判断する。合わなければ講師を替えていい。
  • そのうえで、場所・料金・振替・講師の出勤曜日から、長く通い続けられる教室かを見る。
  • 体験は2〜3校。大手は当日入会の特典があるので、最後に回すか、同じ日にまとめて回る。

ステップ2の「通いやすさ・料金」は、駅ごとに全教室を同じ条件で比べた記事にまとめています。

東京全体の相場と総合ランキングは「東京のボイトレ教室おすすめ」にまとめています。

この記事を書いた人
ソラ
ソラ
ボイトレ比較 編集長
中学生のころからボイトレに通い続けて15年以上。10人以上の先生に習い、チェーンのスクールと個人教室の両方に通ってきました。本業は広告代理店で、店舗集客の実務に5年携わっています。ボイトレ教室の料金を公式サイトで1件ずつ確認し、同じ条件に換算して比較しています。どの教室とも資本・雇用関係はありません。
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